『N-Star』開始から大体一ヶ月経過しました。
ここで書いた四作を読んでいたのですが、その感想を。
・天那光汰『
最弱種族の俺が魔王ガチャで引かれる確率』
なんか、主人公とお姫様のラブコメみたいになってますね。異世界転生ものらしく、主人公がこちらの世界のアイディアを出しましたが、それも今一つ説得力がないと思います。
比較してもしょうがないんですが、「
理想のヒモ生活」のような展開を期待していたので、あの作品は上手かったなぁ、と思ってしまいます。
・井の中の井守『
徳川料理人の事件簿』
ちゃんとあらすじを読んでいなかったのが悪いのですが、この作品が将軍女体化もの! と知って驚き。この設定はどうなの?
ストーリーは、今のところ主人公と姫(将軍)のラブコメっぽい感じ。これなら江戸時代にしなくてもいいんじゃないかなぁ。一応、江戸時代らしさはなくはないけど、上手く使えているかというと微妙なところ。歴史上の事件が絡んでくれば面白くなるだろうけど、どうも歴史を題材にしたラブコメにしかならなそう。
・漂月『
異世界クイーンメーカー ~わがままプリンセスとの授業日誌~』
安定の漂月さん。
とはいえ、「
人狼への転生、魔王の副官」と比べると捻りがないし、漂月さんの新作「
脇役艦長、参上! ~どうやら間に合ったようだな!~」と比べると力強さが足りない。
・広瀬煉『
平和的ダンジョン生活。』
展開の速さとテーマ性が功を奏し、今のところ面白いです。作中の時間経過が速く、主人公の能力などを事細かに書いているわけではないので、あれ? と思うところはあるものの、主人公の性格設定が上手くいって楽しい作品になっていると思います。
ただ、展開が速いのでネタ切れにならないかは心配。このままだと早く完結してもおかしくないような。
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