(~43まで読了)
三月から現在まで四半期ランキングTOP5に入っており、今月前半は四半期ランキング一位だった作品。
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主人公は思い入れのあるゲームのモブキャラへ転生。ゲームの知識を使って金策を行った後、商人の家に泊まったらその娘に懐かれ一緒に冒険することに。この世界では知られていないようなレベリングやステータス振りを行い、最強を目指す。
ゲームへの転生もの。ゲームの知識を使い、バグ技を使って最強を目指す作品。
この手の作品だと、主人公がなぜそんな知識を持っているのか釈明したり、誤魔化したりするパートがあることが多い。が、この話ではそういうパートはない。主人公の周りの人物はほとんどそういうことを突っ込まず、自然と受け入れ、パーティーメンバーもそれに従ってステータス振りを行っている。
ちょっと不思議だけれど、まあそういうものかなぁ、という気もする。
後には、主人公の特殊性について突っ込まれる部分があるようだけど、自分の読んだ範囲ではまだなかった。
また、主人公がプレイしたゲームとこの世界の差も、自分が読んだ範囲だとまだ少ない。今後はそれがテーマになっていくだろうけれど、序盤ではあまり問題なくゲームの知識が使えている。
そういう違和感が出てから面白くなるかもしれないけれど、20万字程度読んでもその辺がテーマになってこないのはちょっと遅すぎないか。
私が読んだ範囲だと、主人公がゲームの設定やらステータスの振り方やらを仲間に教え、それに従って行動するところが多い。それで面白ければ良いのだけど、こんな設定のゲームはやりたくない……と思える部分が多く、あまり楽しめなかった。
ゲームへの転生ものだと、元のゲームが面白そうか? で小説の面白さが結構決まると思うけれど、この作品で描かれる世界はそうは思えなかった。