(~81、最新話)
現在四半期ランキング七位の作品。書籍化決定しているようです。作者はArcadiaで月桂名義で活動、人気を博していた方です。当時の作品は
ここから読めます。
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父親から追放→パーティから追放→ギルド除名→おとりにされ死にかけたところで覚醒、からの復讐もの。「なろう」で人気の追放→復習(→ハーレム?)もののストーリーだが、設定・文章がかなりしっかりしていて読みやすい。この手の作品では、復讐する側である主人公の性格に難があるものが多いけど、そこが現実的なところも良い。
似た作品はたくさんあるけど、その中ではなかなか良い出来という印象。
たとえば、「
ありふれた職業で世界最強」よりも、主人公や周囲の性格の変化の仕方にリアリティがある。「
回復術士のやり直し」のように残忍なことはしないし、計画性をもって行動する。強いていえば「
(´・ω・`)最強勇者はお払い箱→魔王になったらずっと俺の無双ターン」なんかに近い印象かな。
復讐は第一目標なんだけど、そのために他の人に害を与えることは基本的にしないし、助けを求めている人がいたら救うお人よし。力を得た主人公が狂ったように復讐に猛り進む話が好きな人には物足りないかもしれないが、こちらの方が落ち着いて読めると思う。
そして、復讐が一段落したら話が寄り道し出して面白くなくなる、というのもお決まりですね(この作品では、復讐が完全に終わったというわけでもないのだけど、主人公の復讐への意志は大分薄れている)。設定や文章がしっかりしている分脇道に逸れてもまあまあ読めるのだけど、そうはいっても面白さは半減してしまっていると思う。
オリジナリティは感じないけど、「なろう」読者に迎合して書いたのだろうから仕方ないのかなぁ。
1. 無題
読めるけど面白いかといわれるとまぁまぁと答えちゃうみたいな
二次を一次に再構成した(といっても元ネタがクソゲーでほとんどオリジナルだった)なろうの方にある聖将記の方が数倍面白いんだよなぁ
ぜひ皆にはそっちを読んでほしいところ