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「小説家になろう」レビューブログ

「小説家になろう」作品のレビューをするブログ。おすすめ作品まとめ。五段階で評価しています。「小説家になろう」総合ランキングで四半期ランキングベスト5に入った作品を主に扱っています。それ以外は自分の趣味に合いそうなものを適当に。レビューした小説一覧は「カテゴリ」一番上にあります。リンクフリーです。

世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する

(~28、最新話)

現在月間ランキング一位、四半期ランキング三位。月夜涙さんの新作。

https://ncode.syosetu.com/n3148ex/

世界最高の暗殺者から暗殺貴族へと転生した男が主人公。転生の際、女神に勇者を暗殺するよう言われ、チートスキルをもらう。転生後、子供の頃から鍛えたおかげで大量の魔力を得たりするのは、チート転生もののテンプレ通り。

その後、家庭教師としてやってきた少女と仲良くなって恋をしたり、山の中で女の子を拾って助手にしたり、暗殺する対象に近付きやすくするため商人として成功を収めたり……と、急展開が続く。テンポが良いという言い方もできるが、説明的な文章が多く描写不足は否めない。後にハーレム要因となるだろう少女が何人も登場しているのに、彼女らとの出会いの描写も省略気味というのはいただけない。

私は、月夜涙さんの作品の面白みは「回復術士のやり直し」に代表されるような、主人公の直截な(もしくは、下種な)行動にあると思う。いわゆる「ざまぁ」展開のときはもちろん、それ以外のときも、細かい部分を飛ばして一気に解決まで持っていくところに爽快感がある。バトル展開のときも、戦略の面白さで魅せるわけではなく、ある種開き直ったような展開でざっくりと解決するのは清々しい。

その点、この作品は爽快感が薄い。
原因の一つが、詰め込み過ぎじゃないだろうか。
読み飛ばせばいいとはいえ説明文が多過ぎるし、その説明が面白いとはとても言えない。さらに、主人公に設定を詰め込み過ぎている。異世界転生ものというだけでなく、現世でも特殊な生まれにする必要があったのだろうか。一つ一つの設定にオリジナリティがあるというわけでもない。

過去の作品を見ても設定の妙で魅せる作家さんではないし、これらの設定が上手く組み合わさって面白くなるということはあまりなさそう。ならば、もっとシンプルで良かったのでは?

月夜さんの作品を読むのも久しぶりということで、(良くも悪くも)楽しみに読み始めたのだけど……うーん。「魔王様の街づくり!」なんかと比べるとはっきり出来が悪いと思います。
ここまで導入で、これから面白くしていくつもりかもしれないけれど、ちょっと狙いが分かりにくい作品でした。
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管理人:てぃるる

「小説家になろう」にハマり、日々読み続けています。超大作が読みたい。多少粗い部分があっても大胆で壮大な展開がある話が好き。「小説家になろう」以外の小説ではSFやミステリーを読むことが多いです。その他、雑多なことはここに書いています。

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