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「小説家になろう」レビューブログ

「小説家になろう」作品のレビューをするブログ。おすすめ作品まとめ。五段階で評価しています。「小説家になろう」総合ランキングで四半期ランキングベスト5に入った作品を主に扱っています。それ以外は自分の趣味に合いそうなものを適当に。レビューした小説一覧は「カテゴリ」一番上にあります。リンクフリーです。

『Re:ゼロから始める異世界生活』第五章~最新話

(~430)

以前レビュー(第四章はここで)したRe:ゼロ、最新話まで追いつきました。一応、

http://ncode.syosetu.com/n2267be/

ここで読めます。

さて第五章。
つまらないか面白いかというと面白い。けど、欠点もあると思う。第五章(と、今のところ第六章も)では「死に戻り」の能力が上手く使える展開になっていない。

「死に戻り」という能力は、基本的に主人公自身が関わった案件しか取り戻すことができない。そのせいで既に幾つかの悲劇も起きた。第五章では、同時に幾つかの争いが巻き起こり、主人公はその戦場のうちの一つにしか行けないという状況が起こる。これでは「死に戻り」の能力は生かせない。生かせないようなストーリーになってしまっている。
そのため、第五章では本質的に「死に戻り」を用いた展開はほとんどなく、今までのようなミステリー的な面白さもない。それでも、今までの物語の積み重ね、登場人物の躍動感で面白く読めるが、「Re:ゼロ」ならではの面白さは薄い。「死に戻り」という能力を軸にストーリーを作ることの弱点が露呈してしまっているように見える。

第一章~第四章の「死に戻り」が興味深かったのは、主人公がどの選択肢を選んでもうまくいかない(大体死ぬ)「ならどうすればいい?」という謎解き要素があったためだった。これは、第五章のように主人公が絡まない状況が複数存在すると作れないし、単線的な物語ならもちろん上手くいかない。今のところ、第六章ではこの弱点が表れている。
主人公に自由度(選択肢)が少ない状況で死んだら、次は残りの選択肢を選ぶしかないのだ。それはそれで「死に戻り」の有効な使い方かもしれないが、読者にカタルシスはない。第六章のような一種の「ダンジョン攻略話」になってしまうと、この話ならではの特色が出せない。

というわけで……。

色々非難めいたことは書いたけど、第五章以降も面白いです。個人的には第四章よりも好み。ただ、今後の先行きということを考えると不安があります。穿った見方をすれば、「死に戻り」を生かしたプロットを上手く立てられなかったため、このような第五章・第六章になっているようにも見えてしまう。「死に戻り」を生かすためにはそれなりにきちんとプロットを立てなければならず作者の負担は結構大きいと思う。けど、その分、上手くいったときの満足感は大きい(読者にも作者にも)と思うので、また(第七章では?)しっかり物語を作っていって欲しいな、と思います。

アニメも上手くいっていると思うし、また続きを書いていって欲しい!
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管理人:てぃるる

「小説家になろう」にハマり、日々読み続けています。超大作が読みたい。多少粗い部分があっても大胆で壮大な展開がある話が好き。「小説家になろう」以外の小説ではSFやミステリーを読むことが多いです。その他、雑多なことはここに書いています。

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