というお知らせがトップページに出ていますね。
しかし、
N-Starマイページは、「なろう」の通常のマイページと同じ。雑誌という感じは全くしませんね……。また、現状では各作品の感想やレビューが禁止されているのも残念。これなら、普通にそれぞれの作家さんが連載すればいいのでは、と思ってしまいます。
今は、
この活動報告から各作品に飛ぶことができますが、創刊時点では各作品のページに行かないと作者が誰か分からず困惑しました。
一応、
この特設サイトを見ると、多少の雑誌創刊感は味わえますが、直接作品に飛んだりできないのはちょっと不便ですね。
作家陣は、「
人狼への転生、魔王の副官」の漂月さんや「
フェアリーテイル・クロニクル ~空気読まない異世界ライフ~」の埴輪星人さんなど、そこそこ豪華な方々が書いています。注目すべきは、ノクターン出身の方が三人もいることでしょうか。全十一人なのでかなりの比率! 18禁じゃなくても面白い小説を書けるのかどうか、ちょっとわくわくします。
正直いって、なんかなぁ……という企画で、なんでこんなものを始めようと思ったのか疑問だったのですが、埴輪星人の
活動報告に多少の裏事情が書いてありました。
・出版社が直接乗り込んで作品展開するのに、ランキング荒らすような真似をしたらまずいだろう、という話があったため、ポイント/感想/レビューはなし
・ブックマーク数が多くなると書籍が確実に出るほか、周辺展開においてずいぶんと有利
・作者は更新や修正に一切タッチしていない
・一話の分量も雑誌編集部に丸投げ
・作者のマイページから直に飛べない問題に関しては調整中
まとめるとこんな感じですね。
これを読むと、システムは「なろう」ですが、本当に雑誌として運営しているらしいことが分かります。どこかの出版社(?)が「なろう」を使って雑誌を運営→自分のところで出版を目論んだ、ということなんでしょうか?
今回、この雑誌で作家さんにどの程度お金が入っているのか分かりませんが、出版社が「なろう」作家さんを囲い込んで作品を書いてもらう……というのは作家さんにもメリットがあるし、悪いこととは思いません。
でも、「なろう」のシステム上で雑誌として運営するのはどうなのかなぁ。最初から作家さんと契約した上で、(「なろう」で連載した方が良いのであれば)個人個人で「なろう」に書いてもらう方が良い気もするのですが。
ただ、最初から編集さんが入るのは悪いことではないと思うし、そのあたりも含めて今後に注目ですね。最初見たときは、すぐ企画倒れになりそうと思ったのですが、埴輪星人さんの活動報告を見て、意外と本気なのか、と思い直しています。