小説レビュー　イマイチ

• 隠れ転生勇者　～チートスキルと勇者ジョブを隠して第二の人生を楽しんでやる！～
  （～34、一章まで）
  
  10～11月に四半期ランキングTOP5入りしていた作品。
  
  https://ncode.syosetu.com/n8021hu/
  
  勇者召喚に巻き込まれた主人公は、クラスの仲間と一緒に召喚されることを拒否したところ、別の体に転生してしまう。詳細鑑定やアイテムボックスというユニークスキルを使い、購入した奴隷の少女とともにダンジョン探索を行う。
  
  異世界転生・チートスキルもの。
  そのチートスキルも、鑑定とアイテムボックスという非常に定番の内容。勧められて買った奴隷の老婆が実は非常に優秀な美少女だった、などというかなりご都合主義な展開で進む。主人公の成長もご都合主義的だし、戦闘シーンにも緊張感は感じられなかった。まあ、そういうゆるい内容なので、ハーレム要素が出てくるのは雰囲気に合っている。
  
  ここ１～２年はあまり見なかったけれど、異世界転生チートスキルものが流行ったころはよくあったような定番の内容。いや、この捻りのなさは当時でも珍しいかもしれない。
  
  一応集団転移の要素もあり、一章では主人公と絡んでこなかったけれど、この要素が上手く絡めば面白くなるかもしれない。
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  • 小説レビュー　イマイチ
  • 2023/12/18 07:37
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• 余命一年の呪いを受けたので好きに生きます
  （完結済み短編）
  
  11月に四半期ランキングTOP5入りしていた、一万文字ほどの短編。
  
  https://ncode.syosetu.com/n2839il/
  

  
  主人公の聖女は呪いにかかり余命一年と告げられる。呪いを解く手がかりがないため、今までしていた我慢をやめ、婚約者と二人でしたいことをする。
  
  難病ものの短編。

  
  難病もので、政治的に決まった婚約という設定なら、「なろう」ならこうなるだろう、という、まあ予想通りの展開が描かれる。
  
  出来が悪いというわけではないけれど、この短さなので話の膨らみがない。
  • 小説レビュー　イマイチ
  • 2023/12/18 06:53
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• 【完結】ヒロインに婚約者を取られるみたいなので、悪役令息ヤンデレキャラを狙います【全6話+4】
  （～10、完結済み）
  
  

  10月に四半期ランキングTOP5に入っていた作品。番外編と合わせて七万字程度の作品です。
  
  https://ncode.syosetu.com/n6074ij/
  
  主人公はある日、自分がゲームの世界の悪役令嬢に転生したことに気付く。ゲームのヒロインが今の婚約者を狙っているらしいので婚約破棄し、ゲームの知識を使いつつ、ゲーム内では不遇だった悪役令息のヤンデレキャラとの婚約を狙う。
  
  ゲームへの転生、悪役令嬢もの。
  
  悪役令嬢ものだが、悪役令嬢らしい話は序盤だけで、ゲームの知識を使って気に入った男を攻略していく、という部分がメイン。
  
  一人称のさっぱりした語り口で読みやすいのだが、ちょっとゲームっぽさが強い気がした。婚約破棄する相手や、新しい婚約者となる悪役令息も、ちょっと尖った性格でゲームのキャラクターっぽい。ゲームへの転生だからそれがリアルだという見方もできるのだけどやや違和感があった。
  
  起承転結のあるストーリーで内容自体は悪くない。転生ものらしく、ゲームの知識を生かして攻略している。ただ、伏線を張って後で回収という感じではなく、都合よくゲームの知識を使って物語を進めているように感じた。
  • 小説レビュー　イマイチ
  • 2023/11/11 03:21
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• 婿探しをしていた夜会で、宰相子息が婚約破棄され私との結婚を命じられていた
  （完結済み短編）
  
  7月～9月に四半期ランキングTOP5に入っていた作品。
  
  https://ncode.syosetu.com/n1855ih/
  
  辺境の令嬢が婿探しのために王都の夜会に出ていたら、宰相子息が王女から婚約破棄され、自分との結婚を命じられる。
  
  主人公の設定は面白く、ストーリーの出来が悪いわけではない。ただ、さすがに短すぎると思う。
  主人公の設定や性格を生かしたいなら、主人公のエピソードをもっと語ってあった方が良いし、宰相子息についてもそう。また、この二人がどうなるのかもこの話だけではよく分からない。
  
  出来が悪いわけではないけど、長編のプロローグ部分という感じで、短編としてまとまりが良いとも思えなかった。
  • 小説レビュー　イマイチ
  • 2023/10/31 04:41
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• 勇者殺しの元暗殺者。～無職のおっさんから始まるセカンドライフ～
  （～90、第3章序盤まで）
  
  八月～九月に四半期ランキングTOP5に入っていた作品。作者は「追放された名家の長男」の岡本剛也さん。
  
  https://ncode.syosetu.com/n7027ig/
  
  最強の暗殺者だった主人公が暗殺者をやめ、個人経営の道具屋に雇われて生活をする話。
  
  主人公は暗殺者しかしたことがなく社会常識があまりないという設定だが、学習能力はあるし、何より身体能力が高いため、それほどトラブルを起こすことなく環境に適応していく。そして、仕事でできることを模索し、少しずつ生活を改善させていく。
  
  文章は読みやすく、テンポは良い。なぜ主人公の能力がこれほど高いのかという疑問はあるものの内容は自然。ただ、主人公が強過ぎるせいもあり、山場らしい山場はなく、非常に淡々と物語が進む。
  
  決して悪い出来ではないけれど、淡々とし過ぎていると思うので評価は「イマイチ」に。読みやすいし感情を揺さぶられることが少ないという意味で、日々連載を追うのに向いている作品だと思う。
  • 小説レビュー　イマイチ
  • 2023/10/30 01:27
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