(~44、本編終了まで読了)
七月~八月頃に四半期ランキングTOP5に入っていた作品。
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主人公は公爵家の次女だが、魔術が使えないため家族に疎まれ、また、事実とは異なる悪い噂を流されていた。政略結婚し娘を産んだが、浮気したなどという悪い噂を信じた夫により離縁されてしまう。だが、隣国で図書館の職員募集に受かり働き出すと自分が優秀だと気付き、友人にも恵まれる。
離縁された主人公が隣国で働き出し、自分の能力に気付いていく、という序盤の設定や展開は悪くない。娘がいるのに離縁されるのは珍しいし、その娘への想いが描かれるのも良い。
その後、王弟殿下に会い惹かれていくという展開になる。
恋愛ものになること自体は良いのだが、その後の主人公の活躍の描き方は雑に見えた。図書館に勤めているときは、非常に知識が豊富という描かれ方をしていたと思うが、ここでは、何をやっても活躍するような人間として描かれている。主人公がどこでそんな能力を得たのかよく分からないし、主人公が具体的に何を成し遂げたのか、というのもあまり書かれない。
途中から書き急いでしまった、という印象です。