(~第二章まで)
一昨年~去年ヒットし、現在累計ランキング39位の作品。
http://ncode.syosetu.com/n8523ct/
復讐もので時間遡行もの。
題名を見たことはあったけど読んでいなかったのですが、最近レビューした「
回復術士のやり直し~即死魔法とスキルコピーの超越ヒール~」の元ネタという感想を見て読んでみました。
私は、「回復術士のやり直し~即死魔法とスキルコピーの超越ヒール~」のレビューで、「チートスキルものであり、時間遡行(やり直し)もの、また、復讐を題材」と書きましたが、チートスキルの与え方こそ違うものの、この三つは全く同じ。この作品では、さらに異世界召喚要素が加わっています。
魔王と主人公の関係は若干違うようだけれど登場人物の関係も似ており、全体としてパクリと言われても仕方ない程度には似ていると思いました。ただ、設定がかなり似ているだけで、文章をまるまる盗んだりなどはしていないので、盗作とは言えないと思います。
ではこの作品の出来は、というと。
復讐部分には凄く力が入っており、読み応え十分。ちょっと残酷過ぎる気もするけど、復讐ものの、実際に復讐する部分が好きな人にはおすすめです。
ただ、構成はどうなのか。最初に復讐をもってきて、後で復讐の動機を夢として提示するという書き方は意欲的だとは思うけれど、ちょっと分かりにくいような。また、復讐以外の戦闘シーンやレベル上げは、ゲームっぽい描き方をしすぎていて違和感があった。
それに、文章面の問題かもしれないけど、復讐の道具がやや唐突に現れたりしたりと、分かりにくい部分も見かけた。amazonの感想では文章が丁寧と言っている人も見かけたので、書籍版では改善されてるのかなぁ。
復讐部分には力を入れて書いているけれど、それ以外の部分はちょっと問題あり、という印象です。
じゃあ、「回復術士のやり直し~即死魔法とスキルコピーの超越ヒール~」と比べたら……というと、「回復術士のやり直し~即死魔法とスキルコピーの超越ヒール~」の方がよく纏まっており展開が早いけれど、勢いはこっちの方があるという印象です。
1. 無題
月夜涙は完全に黒。剽窃を呼吸と同じくらい当たり前にしているうえに、盗みの被害者を嘲弄するほどの完全な悪党。
しかも日本語が不自由。恐らく在日だろう。