（～30、最新話）
現在四半期ランキング三位の作品。
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勘違いもの。（題名には「逆」勘違いとありますが、「逆」の意味はよく分かりませんでした）
良いスキルを持てないため、才能なしと言われ冒険者になれなかった主人公。十年間の鍛錬を経て最強になったのだが、スキルを得られなかったため、本人や冒険者ギルドのマスターは強くなったことに気付けず、また、主人公が戦闘をしているところを見たものは、主人公のあまりの強さに驚き、主人公自身が「強くない」と思っていることに気付けない。
そんな、相互に勘違いが生じているという内容。
「なろう」の勘違いものというと、主人公が強過ぎて、一般人の強さや感覚を理解できない話（たとえば「
失格紋」のような）が多いと思いますが、それに比べるとちょっと凝っています。主人公が勘違いしているのにもきちんと理由が付いている。単純な勘違いものに比べると、設定がしっかりしていると思います。
ただ、それが面白さに繋がっているか、というと微妙なところ。
ストーリーとしては、主人公最強ものと、勘違いものの組み合わせという定番から外れていません。時々、他者視点の勘違いが入るおかげで話に飽きが生じにくくなっているのは良い点ですが、それが面白さに繋がっているかというと……うーん。
とはいえ、単純な勘違いものよりは難しいことに挑戦しており、設定がしっかりしている分、話を広げやすくなっていると思います。そういう意味では、そこそこ今後に期待できると思います。
