前の記事で「なろう」への思い入れを書いたので、もう少し具体的な作品紹介を。
「非常におすすめ」タグを見てもらうのが早いのですが、今の私のおすすめ作品は、
「呪印の女剣士」
http://ncode.syosetu.com/n1105o/
「ウロボロス・レコード」
http://ncode.syosetu.com/n9016cm/
です。更新をいつも楽しみにしています。(「呪印の女剣士」は更新直後は文章が崩れてたり話が若干矛盾するときもあったりしますが、それはご愛嬌。完成された作品が読みたい方は作者が校正した後に読むと良いと思います)
完結済みの作品ではレビューしてないけれど
「火輪を抱いた少女」
http://ncode.syosetu.com/n9815ck/
がオススメ。(もう一個「非常におすすめ」タグを付けた作品があるけれど、「ノクターン」なので)
「呪印の女剣士」は序盤こそたいして面白くないけれど、だんだん面白くなり、いまだに面白くなり続けている作品。世界が広がり続けている感覚が味わえます。このブログを始めた切っ掛けの作品。実は、このブログは「呪印の女剣士」を宣伝するために始めたんです! 序盤の更なる改稿は必要かもしれませんが、書籍化して欲しいです。
「ウロボロス・レコード」はアンチ・ヒーローものの傑作です。物語の枠組みは一応完成していますが、主人公は一歩一歩歩み続けており、世界が少しずつ回っていく姿が見えます。書籍版も一巻は必読だと思います。(二巻も面白いけど、「なろう」で読んだだけで十分かも?)
「火輪を抱いた少女」は世界が広がっていく感覚が味わえる……という作品ではないですね。世界観は一貫しています。残酷で鋭利な世界。子供には若干きつい描写もありますが、全体としては良質な児童書という印象。「なろう」らしさは少ないかもしれませんが、子供のときに読んで欲しい作品です。書籍で読むと児童書っぽさが増して読みやすい。ミヒャエル・エンデのような児童書のスタンダードになると嬉しいなって思います。