ちょっと間が空いてしまいましたが、また気を改めて更新していくつもりです。
新たにBloggerでブログを作ったのですが、
http://titirial.blogspot.jp/
ここで、「なろう」関連もそれ以外のことも書き散らかし、
こちらのブログはある程度まとまった「なろう」作品のレビューを書くつもりです。
一応、こちらのブログのルールを改めて書くと、
・最初にどこまで読んだか明示
・最低十万文字以上を読んでからレビュー
・五段階で評価する(非常におすすめ, おすすめ, まあまあ, イマイチ, 駄作)
という感じです。読んで損しない水準が「まあまあ」のつもり。
「イマイチ」以下はあまり面白くないと言い切りたいところなんだけど、まあ実を言うとそんなことはない。正直言って、このブログを始める前に「なろう」に抱いていた印象に比べるとここの作品の質は大分上だった。「文章になっていない!」といった理由で「イマイチ」や「駄作」を付けた作品は今のところない(そこそこ有名な作品しか扱っていないからだが)。あまりにもテンプレ通りだったり御都合主義だったり、物語の内容に工夫が乏しい作品を低評価にしています。
また、私としては物語の壮大さに重きを置いています。私が「なろう」を読んで一番衝撃を受けたのは、超長編と言える作品群の力強さでした。部分部分はそこまで面白くなくても、ある種「普通」な物語が延々と紡がれていくことにより見えてくる物語世界。その物語が世界がどんな意味を持ち、そこに生きる人間にどんな意味があるのかがだんだんと見えてくる快感。物語が紡がれることにより「大きな物語」が産まれてくるんだなぁ、と、今まで色々な小説を読んできましたがこれが「なろう」を読んで一番の発見でした。
たとえば、私は「グイン・サーガ」を愛読していたのですが、これは最初から世界がある程度出来上がっているんですよね。まあ、最初の二十巻あたりまでは分からないことも多いですが、そこを超えたあたりではぼんやり全体像が見える。(もちろん、広がる部分もあるのですが)
それに対して、「なろう」では、だんだんと大きな世界が開けてくる感覚がある。それが斬新でした。そういうものを味わわせてくれる作品を読みたい(できれば自分でも書きたい)と思っています。