以前おすすめとして紹介した「ライブダンジョン!」の書籍版は三巻で打ち切りになりました。多分、この作品を読んでいる読者の多くは知っていたと思います。
このことについて、一昨日、作者が
活動報告で改めて報告しています。
この作品は、個人的には2016年のナンバー1でした。愛着があり、今も楽しみに読んでいます。というか、現在「なろう」で一番楽しみにしていると思います。
ただ、面白いけど、序盤は地味な印象があるし、上手く出来ているけど突き抜けたところはないかなぁ、と。そんな印象でした。ランキング上位の作品だし、文章も安定していて出来も良いし、面白いことは間違いないけど……という感じで第四章まで読み進めていました。
そして、問題の第五章。
別ブログの方でも少し書きましたが、第五章はちょっと出来が落ちるなぁ、と思っていました。レビューしてませんが、
同作者の別作品も、面白くなくはないけれど、「ライブダンジョン!」に比べると落ちるかな……と。
そう言い切ってしまっていいのか分かりませんが、その原因が書籍打ち切りにあった、ということがこの活動報告で分かって納得、というか不思議な気持ちです。いやぁ、この作者は冷静な方に思えるのですが、心理的な要因って大きいんですね。
その後の第六章。
これが滅茶苦茶面白かった。第六章のラストはここまでで一番盛り上がったと思いますし、この作品をここまで読んできた全ての読者が満足したんじゃないでしょうか。こういう言い方が良いかは分かりませんが、ここまで来てから書籍化した方が売れたと思います。しかし、打ち切りからの発奮があったためこの第六章が出来たとも捉えられるので難しいですね。
第六章ほどではないにせよ、現在連載中の第七章も非情に面白いです。今までに登場したキャラクター達一人一人が活躍しているのが読んでいて楽しい。みんな特徴的です。これからのボス戦や、ストーリーの結末への期待が高まります。
(そこ次第では、このブログでの評価も「非常におすすめ」へ変更します。)
最近コミカライズもされてさらに人気も出てきているようです。ここから書籍版復活、続刊! となったらさらに熱い展開ですね。
ただ、その際には第五章はかなり改稿して欲しい気もしてしまいますが……。
1. 無題
良い物が売れるとは限らないって事ですかねぇ
それでもクオリティを維持しながら更新を続ける
作者さんには頭が下がる思いです