(~37、最新話)
現在四半期ランキング五位の作品。
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パーティから追放もの。
一流パーティから追放された主人公。治癒師にもかかわらず「ヒール」しか使えず、前衛もできるが攻撃力は低い。器用貧乏という自己評価だった。だが追放されたことで、実は主人公の能力は非常に高く、主人公のおかげで一流のパーティだったことが分かっていく。
その後主人公は、強くなる切っ掛けとなった少女とパーティを組み、自信をつけていく。
「なろう」で典型的なストーリーなのは良いとしても、そこから独自の工夫がなく設定も雑。また、主人公を追放したパーティメンバーらの行動・考え方が短絡的過ぎると思う。文章表現も上手とは言えず、分かりにくい部分が目立つ。
また、主人公の活躍をまだ少ししか書いていない時点で、視点変更して追放したパーティがどうなったか書くという構成もどうなのか。いわゆる「ざまぁ」展開なのだが、この序盤の段階で主人公に感情移入するのは難しいため、ざまぁみろとも思いにくく、ちぐはぐな印象を受ける。
ちょっと褒めるところが見つけにくい内容なのだけれど、現在重要な戦闘シーンに入り、今まででは一番盛り上がっているとは思う。序盤と比べると文章も改善してきている気がするので、今後少しずつ良くなっていく可能性はあるか。