(~41、最新話。今後も読む予定)
2024年11月から四半期ランキングTOP5に入り、現在四半期ランキング三位の作品。
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主人公は、異世界でダンジョンを運営するダンジョンマスターとして転生する。その世界のダンジョンマスターには人間の欲というものが分からないため、欲を理解できる異世界の人間の魂を召喚し、ダンジョンマスターとしたのだという。主人公は期待に応え、温泉が湧くダンジョンを制作。すると、瞬く間に人が集まってきた。
異世界転生・ダンジョン経営もの。
主人公は本当にダンジョンの経営をするのみで、(今のところ)人間と関わりを持つことがないというのは珍しいか。経営もののシミュレーションゲームを見ている感覚で読める作品。
話としても、色々な効能のある温泉を作って人々を呼び寄せているだけで、特段の工夫があるわけではない。
にもかかわらず、主人公がどんな温泉を作るか、その温泉のために人々がどんな行動を取るか、という描写だけで面白い。
特に物語の深みも意外性もないが、経営シミュレーションゲームを小説として楽しく読ませる、ということに成功していると思う。
とはいえ、それほど発展性のある話ではないと思うので、どこまで話を続けられるかはやや疑問。