(~90、第3章序盤まで)
八月~九月に四半期ランキングTOP5に入っていた作品。作者は「
追放された名家の長男」の岡本剛也さん。
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最強の暗殺者だった主人公が暗殺者をやめ、個人経営の道具屋に雇われて生活をする話。
主人公は暗殺者しかしたことがなく社会常識があまりないという設定だが、学習能力はあるし、何より身体能力が高いため、それほどトラブルを起こすことなく環境に適応していく。そして、仕事でできることを模索し、少しずつ生活を改善させていく。
文章は読みやすく、テンポは良い。なぜ主人公の能力がこれほど高いのかという疑問はあるものの内容は自然。ただ、主人公が強過ぎるせいもあり、山場らしい山場はなく、非常に淡々と物語が進む。
決して悪い出来ではないけれど、淡々とし過ぎていると思うので評価は「イマイチ」に。読みやすいし感情を揺さぶられることが少ないという意味で、日々連載を追うのに向いている作品だと思う。