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「小説家になろう」レビューブログ

「小説家になろう」作品のレビューをするブログ。おすすめ作品まとめ。五段階で評価しています。「小説家になろう」総合ランキングで四半期ランキングベスト5に入った作品を主に扱っています。それ以外は自分の趣味に合いそうなものを適当に。レビューした小説一覧は「カテゴリ」一番上にあります。リンクフリーです。

おっさんはうぜぇぇぇんだよ!ってギルドから追放したくせに、後から復帰要請を出されても遅い。最高の仲間と出会った俺はこっちで最強を目指す!

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現在四半期ランキング四位の作品。

https://ncode.syosetu.com/n4647gh/

いわゆる「追放もの」テンプレ作品。(このブログでは「勇者パーティーから追放もの」と書いていたけど、「追放もの」だけで通じるのかな。)

荷物持ちとしてS級ランクパーティーに参加していた主人公だが、その有用性を理解していなかったリーダーに追放され、さらに嫌がらせをされる。しかし、そのパーティーは主人公によりまとまっていたため今までのような活躍ができなくなる。一方、主人公は信頼できる仲間を見つけ、徐々に活躍していく。

文章はまあまあ読みやすいが、基本的にテンプレ通りで、目新しさはない。
それでも良く書けているのならいいのだけど、追放した方に焦点をあてている部分がかなり多く、彼らはいかに酷い性格で、酷いことをするのか……ということを書くのはどうなんだろう。主人公を上げるよりも追放した側を下げる方に力が入っている印象。「これなら復讐されても当然」という気にはなるけど、同時に、「主人公はなんでこんな人たちとパーティーを組んでいたんだろう?」 とも思ってしまう。

後は本当にテンプレ通り。
ただ「追放もの」は書きやすいんだろう。追放&復讐について書いている部分の方が他の諸々の部分よりよく書けているとは思った。物語を創造するのは難しいってことなのかなぁ。これから、主人公は自分でも戦闘できるようになる、という展開になるようだけど、復讐(ざまぁ)が一応一段落して物語のテンションは落ち気味です。

あ、テンプレの範囲内ではあるけれど、追放したパーティーのメンバーを主に二人に絞って書いてあるのは好判断でしょう。パーティーっていうと最低四人程度いなくちゃいけない気がするけど、この展開ならそんなに必要ないよね。登場人物を絞り、復讐対象を明確にしたのは上手い。

追放→復讐というテンプレが好きな人には悪い作品ではないと思うので、読んでみても良いかもしれない。とはいえ、特にこの作品を選ぶ理由もないかなぁ。
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管理人:てぃるる

「小説家になろう」にハマり、日々読み続けています。超大作が読みたい。多少粗い部分があっても大胆で壮大な展開がある話が好き。「小説家になろう」以外の小説ではSFやミステリーを読むことが多いです。その他、雑多なことはここに書いています。

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