(~25、完結済み)
六月~八月に四半期ランキングTOP5に入っていた作品。
https://ncode.syosetu.com/n5728kl/
主人公は、結婚式の途中で前世の知識が戻り、自分が女性向け恋愛小説の毒婦に転生したことに気付く。その翌日、結婚祝いの箱を開けていたら、魔術により幼女になってしまった。だが、幼女の体になったことを利用し、記憶をなくしたふりをして信頼を取り戻していく。
家族に言われて悪女(この小説では毒婦)を演じていた主人公、という、しばしば見られる設定がベース。そこに異世界転生要素と幼女への変身要素を加えた作品。
この手の話では、主人公の元の評判が間違いだったことがだんだん分かってきて、信頼を得ていく……という展開が多いが、この小説ではその部分に幼女化を効果的に使っている。主人公が幼女になることで作品が朗らかになるし、周囲の人々が主人公を信頼していく過程が自然に描かれている。
ただ、それ以外はよくある内容か。
元の姿に戻れるようになった中盤以降は、この作品ならではの良さはをあまりを感じられなかった。