（～39、最新話。第一部完結まで）
現在四半期ランキング九位、先週まで四半期ランキング五位に入っていた作品。
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主人公は聖女だが、減らないはずの魔力が年々減り続け、空っぽ聖女と言われて虐げられていた。呪われた土地である帝国に花嫁として迎えられることとなり、馬車で向かう途中、大聖女だった前世を思い出し、魔力も少し戻る。夫となる皇帝は前世での弟子で、前世の彼女を今も想い続けていた。
追放ものと生まれ変わり要素を上手く組み合わせた作品。
なぜ主人公の魔力が減ったのか、なぜ帝国が呪われたのかといったあたりを（第一部時点ではっきり明らかになったわけではないが）何者かに仕組まれたこととして描き、少しずつ種明かししていく構成になっている。
前世の自分に恋している皇帝と契約結婚、というのも（ちょっと抵抗を感じる人もいるだろうけど）ロマンチック。
と、設定も内容もなかなか面白いのだけど、二ヶ月連載が中断しているのが気になる。話として一区切りはついたのだけれど、最終的な種明かしや復讐（？）までそれほど長くかかるとは思えず、一気に最後まで書いた方が良かった気がする。ここで区切ったのは失敗じゃないのかなぁ。
