(~53、第三部まで読了)
七月~八月に四半期ランキングTOP5に入っていた作品。
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主人公は、入学式の日に、ここが乙女ゲームの世界で、自分がゲームの主人公である幼馴染に利用され捨てられる当て馬令嬢に転生したことを思い出す。その未来を回避するため、今まで追いかけ回していた幼馴染から離れ、寮暮らしを始める。そこで、同じ寮に住む先輩と共に、魔法の研究で天才的な成果を上げる。
よくあるゲームへの転生ものの筋立てなのだが、主人公を研究の天才として描いているのが面白い。研究にも恋愛にも猪突猛進で、頭は良いがおバカな感じに描かれているのが微笑ましく、それを見守る友達たち……といった構図も良い。
また、第二部では、元の乙女ゲームの聖女が転生者として現れる。彼女の性格も、(こういう話の定番ではあるが)悪役らしく強烈に描かれており、それも楽しい。定番の展開ではあるが、第二部まではかなり面白く読めた。
ただ、第三部はそれまでに比べると勢いが落ちた印象。第一部・第二部のような、転生・ざまぁ、といった分かりやすい展開じゃないせいだろうか、ストーリー展開もちょっと弱いと思うし、主人公たちの性格もそれまでよりちょっと落ち着いてしまったように感じた。