(~41、第3章まで読了)
六月~八月に四半期ランキングTOP5に入っていた作品。七月~八月には四半期ランキング一位にいました。
https://ncode.syosetu.com/n2468mc/
主人公は、領主の息子に転生したが、授かったスキルは外れスキルと言われる「綻びの目」だった。人の悪いところばかりが見え役に立たないスキルだという。しかし、そのスキルを使って不正を見抜き、没落領地を立て直す。
転生したが良いスキルをもらえなかった主人公が、転生前の知識を利用してスキルの活用法を見出して活躍する作品……と題名やあらすじからは見える。
が、中身はどう見てもチートスキル。そして、(自分が読んだ範囲では)他の人のスキルについては一切言及がなく、主人公一人がチートスキルを持っている状況になっている。
「転生した主人公が、彼だけが持っているチートスキルを使って活躍する話」として読んだ場合、第1章の出来はそこまで悪くない。ただ、主人公のスキルを知っているはずの悪役の行動には違和感があった。
第2章、第3章は第1章より出来が落ちる印象。
ストーリーは定番通り、スキルの使い方が変わらない……といったあたりの飽きもあるが、細部の設定が雑になっていると思う。まあ、第1章は基本的に家の中の話だったのに、第2章ではもう少し広い領地経営を扱っているため、設定を考えるのが難しかったということだろうか。
なお、第3章ではスキルとは別に「魔法」が出てきて、主人公含め多くの人が使えるらしい。ならばスキルとは何なんだろう? というのはさらに不思議に感じてしまう。
第1章の読後感は「残念」を付けるほどはひどくないのだが、根本的な設定がおかしいため読み進めるのが辛かった。
感想欄を見ると、設定がおかしいのはAIを使っているせいではないかという意見が散見されたが、今のAIなら、きちんと設定すればその辺もちゃんとしてくれると思うのだが。