(~105、4章まで)
現在は落ちてしまいましたが、先月、四半期ランキング三位までいった作品。
https://ncode.syosetu.com/n4214hb/
ゲームのような世界へ異世界転移した男が主人公。転移させられるとき、神様のような存在との交渉で若返ったが、ステータス画面が見られる以外のチートはないため地道に魔物を倒してレベルを上げていく。ハンターギルドに登録し人々と交流を持つうちに、この世界には主人公以外にも転生者や転移者がいて特別な活躍をしているらしいと分かる。また、教会で女神たちと交流すると、チートはないと思っていた自分に、特殊な力があったことが分かってくる。
ストレートな異世界転移もの。
効率重視で魔物を倒し、レベルを上げ金銭を稼ぐといったあたりはこういった作品の定番。
それに加えて、転移/転生ものとして押さえるべきところを押さえている印象。主人公はなぜ転移させられたのか? 他の転移者・転生者はどうしているのか? といったあたりが世界の謎と関わってくる。
特に、この世界で信仰されている女神たちの存在が興味を引く。その女神たちは下っ端で、上位神様もいるようだが、その神様たちと主人公を転移させた存在との関係はどうなっているのだろう? といった謎が出てくる。
ただ、女神たちという存在を出したことで主人公の特殊性が際立ってしまったため、主人公が努力して力をつけていくという感じは薄れ、チートもののようになってしまった。また、その女神たちとの恋愛(?)シーンに頁を割いているのも、話がぶれているように感じた。