(~46、第一章まで)
こちらのコメントでリクエスト頂いた作品。三作読むと書いたのに一ヶ月でまだ一つしか読んでいない……。
ジャンル「宇宙〔SF〕」で現在年間ランキング一位ですね。
https://ncode.syosetu.com/n3957fq/
ロボットSFの世界へ「三秒先の未来を見る能力」という能力を持って転生した主人公が傭兵として活躍する話。
まず、主人公の造形が良い。転生前の知識が仕事に生きたりすることはないが、現実世界のSFロマンを持って行動する……という転生の生かし方も良い。主人公は、戦争の行く末なんかよりも己のロマンチシズムに従って行動していく。その生き様が楽しい。
そして、そんな主人公にふさわしい口調と、SFっぽい(ハードSFではないですが、ロボットや戦闘系のSF)文体が素晴らしい。SF世界への転生を書こうと思った作者は結構いると思うけど、それにふさわしい文章を書ける人はそうはいないでしょう。ロボットSFらしさと、そのノスタルジーに溢れた文章になっています。
ただ、特に序盤はやや設定が分かりにくいのが欠点だと思います。この、セリフ回しなどで少しずつ読者に世界設定を明かしていく感じもSFっぽいし、スピード感を演出するのに一躍買っているのも確かなのですが……。
また、誰が言ったセリフなのかが分かりづらいところも少々。23話の前書きの、「敵の通信会話を【】にして味方が『』にしました。」は最初に書いて欲しかった。私は23話時点では理解していたのですが、これを理解するまでに結構時間を要してしまった。これから読む人は、このカギカッコの使い分けは頭に入れてから読んだ方が良いと思います。
あと、第一章後半のストーリーはもう一捻り欲しかったかな、とは思ってしまいました。戦闘シーンは迫力あったけど、良SFならストーリーはさらにもう一捻りしたんじゃないかな、と。
ともあれ、全体的には面白かったし、主人公の性格が理解できてからの方が面白い作品なので第二章以降でもっと面白くなっている可能性も高いのですが、ちょっと読むのに体力を使う作品ということもあり私はここで切り上げます。
1. 無題
あからさまなご都合主義や安易なハーレム要素が少なくキャラ設定や
戦闘描写はうまいと思うので読み続けていますが
漢字の使い方にクセがあり読み進めるのに少し苦労しました…
此処とか其処とか似たような読みの難読漢字が多用されていて
すぐには誰を指しているのかどこの場面なのかを理解しずらく読み疲れてしまう^^;
二章で宇宙生物的なものが出てきてマクロス風やガンダム風を取り入れつつ
戦闘シーンがよりエキサイティングに
三章で幼少期編となり主人公がどうしてあんな性格になったのかがわかってきた感じですかね