(~56、第一章まで読了)
現在四半期ランキング三位の作品。
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主人公たちは真っ白い世界に集められ、転移先でのステータス・スキルや種族などのキャラメイクをした上で、異世界へ転移させられる。主人公はユニークスキルの「直感」を取得し、王国の町の一つへ降り立つ。異世界から来た人の中に迷惑な行為をした人もおり、転移者は嫌われていたが、主人公は冒険者ギルドで講習を受けているうちに薬師のばあさんに見込まれ、薬師の弟子となる。
ステータスが数字で表示されるようなゲーム的世界への異世界転移ものであり、主人公たちの能力はチート級といって良い。だが、異世界から転移したものへの扱いは結構シビアで、死んでいくものも多い。主人公はそんな世界で生き抜こうとしているのだが、簡単に人を信じてしまう軽率な印象がある……という、どこかアンバランスな世界観・設定の作品。
主人公たちの戦闘や成長に関してはいわゆるチートものという感じなのだが、主人公たちを利用しよう、あるいは危険過ぎるなら排除しようとするような厳しい世界であり、その一方で、主人公を心配し、そういった状態から守ろうとする優しい人がいたりするのが面白い。
また、第一章の途中からは他の二人の転移者と共に暮らすことになるが、お互いに信用しあってはいるものの、戦闘スキルに特化した転移者である二人は自分たちの危険性を認識しているため、主人公に与える悪影響を懸念したりする。そういった関係性が面白いのだが、主人公が無頓着すぎる印象があるなど、ちょっと違和感もある。
他に、転移者たちの記憶が一部失われているなどという設定もあるようだが、そのあたりの設定が上手く生かせいるのか、もしくは今後生かせるのかというと疑問が残る。
1. 無題
【番外編】 無欲の聖女は金にときめく
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