(~49、最新話)
現在四半期ランキング二位の作品。
https://ncode.syosetu.com/n1913hg/
主人公は貴族に拾われ、令嬢の執事として育てられた。令嬢のわがままを何でも聞いていたが、疲労に倒れた際に追放されてしまう。その後、侯爵家の依頼を請け負ったことで、客人となる。そして主人公は、自分に飛び抜けた能力があり、とてつもない仕事をこなしていたことに気付く。
使用人が追放され、外へ出て頭角を現す話。
今までの追放ものは戦闘関連中心の話が多かったけど、今は使用人が追放される話がブームになっているのかな。戦闘系の追放ものだと単純な話になりがちだけど、使用人が追放される場合、生活系の様々な要素が物語に現れるので、話の筋がある程度ワンパターンでも読んでいて退屈しない気がします。書く側も、考えることが増えて技量を問われる気がします。
この小説でも、生活・魔法・戦闘・恋愛など様々な要素が現れるのが面白い。斬新さはあまり感じないものの、色々とバランスを考えて作品が作られているのを感じました。追放ものとしては穏やかな展開にしているのもこの小説に合っていると思います。
ただ、第一章で追放要素が終わった後は、生活要素多めのチートもの、という感じになっていくような気がして……うーん。